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毎週木曜更新! 五分で一記事。忙しい現代人のための本要約ブログ

お金の増やし方【前編】

 どうも!2人目です!

 

もう2月!早すぎる…。

あっという間に春が来て新生活スタートの予感ですね!

 

新生活、なにかとお金が必要ですよね…。

最近通帳と睨めっこする時間が増えました(笑)

 

働いて、いろいろ差し引かれた給与をもらって、貯金して…

これだけでいいのか!?

 

年金だけじゃ老後は厳しいんでしょ!?

にーさ?とかなんとかってなんなんだ??

でも投資ってなんか怖いし…。

お金のこと全然わからん!!!

……

 

とにかく分かりやすそうな本を手に取りました!

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

  • 作者:山崎元,大橋弘祐
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2015/11/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

これが読んで大正解でした!

 

今日は、本書から学んだ「お金の増やし方」解説していきます!!

 

 

 

国債を買う!(今あるお金を安全に持つ)

 

貯金だけじゃダメ!投資しなきゃ!

とは思うものの、お金が減るが怖いですよね…。

 

 

そんなあなたが買うべきなのが国債です!

 

 

国債とは?

  • 日本の国の債券。買うと、国にお金を貸したことにな
  • 個人向け国債は元本保証!
  • 「変動金利・10年満期」がオススメ!
  • 国が破綻するようなことがあると帰ってこない

 

元本保証! →   まず損しない!

 

国債の金利10年もので3%! →    銀行は0.1%程度

 

国が破綻する可能性 〈     銀行が潰れる可能性

 

 

 

国債はネットで買おう!(銀行には近寄らない)

 

お金を増やしたい人間が覚えるべきこと、

それは「銀行には近づくな!」ということ。

 

銀行の儲け方(ビジネスモデル)は以下の2種です。

 

  1. 若者にローンを組ませて金利で儲ける
  2. リタイア組に投資信託を売って手数料で儲ける

 

つまり、 銀行は客が得するものより、銀行が得する商品を売りたいわけです。

 

 

そのため、お金の運用には、ネット証券がオススメなのです!

ネットであれば、窓口の人間も営業の人間もいませんからね!

 

 

ネット証券を選ぶときのポイントは2つです!

 

  • 商品ラインナップが多い 
  • 取引手数料が安い

 

そうは言ってもよくわからない場合、

大手のSBI証券に口座を開けば大丈夫です!

 

 

 

※『単利』と『複利』

 

早速国債を買お…。その前に!

資産運用をする上で大切な考え方があります。

 

 

 それは複利で運用することです。

 

 

金利には『単利』と『複利』が存在します。

違いは以下の通りです。

 

 

単利 ・・・    「預けた元本のみ」に金利がつく

複利 ・・・ 「元本+利息」にも金利がつく

 

 

例えば、100万円を毎年「+5%」の単利で20年間運用した場合、

 

1年目:100万円の5%がプラス = 総額105万円

2年目:100万円の5%がプラス = 総額110万円

3年目:100万円の5%がプラス = 総額115万円

20年目:100万円の5%がプラス = 総額200万円

 

となります。

 

 

これを複利で運用した場合には以下のようになります。

 

1年目:100万円の5%がプラス = 総額105万円

2年目:105万円の5%がプラス = 総額110万2500円

3年目:110万2500円の5%がプラス = 総額115万7625円

20年目:252万6050円の5%がプラス = 総額265万3298円

 

 

なんとなくイメージを掴んでもらえたでしょうか?

 

『複利』 の場合には、運用の対象が増えるため、どんどん大きくなります。

したがって、資産運用は複利での運用を徹底しましょう!

 

また、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、

 

金利で増えた分をおろしてしまうと元金が増えません!

 

そのため、

運用で増えた分はおろさずそのままにすることが重要です!

 

 

国債を買う! 

 

買うべき国債は説明した通り

「個人向け国債」の『変動金利・10年満期型』を買いましょう!

 

 

このほかに国債は2種類ありますが、そのどちらも固定金利です。 

 

万が一、銀行の金利が国債の金利を上回ったら、銀行にお金を預けますよね?

 

この変動金利では、銀行が金利を決める目安に応じて変動するため、

大きく損することがありません!

 

 

また、『10年満期』ではありますが、途中でおろすことも可能です!

その場合、過去一年分の金利を返す(ペナルティ)がつくことに注意です。

 

しかし、過去一年分の金利のみペナルティのため、元金割れを起こしません!

 

 

 

少しのリスクで運用!

 

国債は損する可能性が極めて低い運用でした。

しかし、国債のみの運用でお金を増やすには限界があります…。

ここからは、少しリスクをとった運用について解説していきます!

 

普通預金もリスク? 

 

その前に!

実は、皆さんが預けている銀行預金にもリスクがあります。

 

  • 1人1行につき、保護されるのは1000万円まで
  • 「円」の価値が下がる

 

銀行が潰れた場合、1000万円以上の預金分についてはどうなるかわかりません。

 

また、円の価値が下がることが考えられます。

 

今後日本の物価は、政策によりどんどん上昇します。

今、1つ500円で買えるケーキが、20年後には1つ1000円になる可能性があります。

 

このように、今持っているお金を、そのままにしておくことはリスクです!

 

 

外貨預金はやらない! 

 

外貨預金をしてはいけない理由は2つです!

 

  1. とにかく手数料が高い(銀行のカモになる)
  2. 素人が見極めるには難しすぎる(プロですら誤る)

 

円から外貨、その逆を行う際に常に手数料を取られるのが外貨預金です。

手数料で儲けるのが銀行だと説明しましたが、まさに銀行の売りたそうな商品ですね!

 

また、『金利の高低』と『為替の上下』のセットで取引価格が決まる商品です。

素人が判断するには危険すぎるため、外貨預金はやめておきましょう!

 

 

投資への固定概念を捨てる! 

 

いよいよ運用…。の前に!

リスクのある運用を始めるまえに確認です。

 

個人向け国債と、株式の投資信託だけやる!

 

将来への資産運用としてはこの2つで十分です。

これ以外のFXやREIT、先物も金もやる必要はないので注意しましょう!

 

 

投資信託ってなんだ? 

 

投資信託(株式)とは「詰め合わせ」です!

1つの袋の中に、様々な会社の株が入った商品と考えてください!

 

証券会社や銀行にお金を渡し、自分の代わりに「詰め合わせ」を運用してもらう。

これが投資信託です!

 

 

投資信託のメリットは4つ!

 

  1. プロに運用してもらえる
  2. 手軽に分散投資ができる
  3. 海外にも手軽に投資できる
  4. 投資した資金は信託銀行に預けられるため、比較的安全

  

1.プロに運用してもらえる

 

個人で値動きを常に見張ることは困難です。

また、得られる情報にも限界があります。

そのため、任せるべきことはプロに任せましょう! 

 

 

2.手軽に分散投資できる

 

これが投資信託最大のメリットです!

分散投資をしておくと、大きく増える可能性は低くなります。

その分大きく減る可能性も低いため、安全な運用に最適です!

 

様々な会社の株を自分で購入し管理するのは相当な労力です。

それを信託会社が代行してくれるわけですね!

 

 

3.海外にも手軽に投資できる

 

皆さんが海外の株に興味を持ったとして、いきなり投資って怖いですよね…。

であれば、その国への投資信託商品を買えば解決です!

 

 

4.投資した資金は信託銀行に預けられるため、比較的安全

 

投資信託会社は、運用の内容を詳細に開示するように法律で決まっています。

 

また、資産は信託銀行という別の場所に管理されています。

そのため、騙されるリスクが低くすみます!

 

 

買うべき投資信託

 

Q.投資信託のメリットはわかったけど、実際どれを買えばいいの?

A.買うべき投資信託は2つ!!

 

 

  • 上場インデックスファンドTOPIX

    (国内株式の投資信託)

 

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

    (外国株式の投資信託)

 

 

この2つを半々ずつ買いましょう!

物価上昇に打ち勝つには十分な商品です!

(各投資信託の説明は後述)

 

 

※投資信託を選ぶポイントは

  • 運用管理費が安い
  • 販売手数料安い
  • 毎月分配型ではない
  • ファンドの資産規模と流れ
  • 過去の成績に捉われない

 

が挙げられます。

上記の2商品は、本書でのお金の先生(山崎先生)が選ぶオススメ商品です。

 

 

また、投資信託を選ぶ際に大切なのが

 

「過去の成績は全くあてにならない」

 

ということです。

 

 

そのため、

 

販売手数料(買う時に一度だけかかる手数料)

運用管理手数料(持っている間常にかかる手数料)

 

が出来るだけ低いものが良いです。

 

 

特に、運用管理手数料については、

投資信託ごとに定められた年率の手数料を日割りで払い続けることになります。

 

たとえ年率が1%であっても、100万円預けていれば年に1万円を払うことになります。

そのため、運用管理手数料の低いものを選ぶのが鉄則です!

 

 

素人にオススメ「インデックスファンド」

投資信託は、大きく2種に分類されます!

 

  • アクティブファンド(人が株を選ぶ)
  • インデックスファンド(指標に応じて自動で選ぶ)

 

 

プロ(人)が予測するため、アクティブファンドは人件費がかかります。

 

対してインデックスファンドは、指標に合わせて機械的に買うだけです。

そのため、人件費もかからず、手数料も安くなります!

 

また、前述の通り、投資信託の勝ち負けは予測できないため、

インデックスファンドを買うのがベストです!

 

 

2つはどんな商品?

 

上場インデックスファンドTOPIXは、

TOPIX(東証株価指数)に連動した商品です。

 

つまり、東証一部に上場している企業の「詰め合わせ」です!

 

 

 

TOPIXと日経平均

 

TOPIXも日経平均も、どちらも日本企業の株価の指標です。

 

日経平均:東証一部上場企業から255社をピックアップした平均

TOPIX:東証一部上場企業(1800社以上)の平均

 

といった違いがあります。

 

TOPIXは日経平均に比べ企業数が多く、企業規模も考慮しているため、

日経平均よりバランスの取れた指数だと考えてOKです!

 

 

 

TOPIXは日本の指標です

したがってこの商品、TOPIXが増えないことには儲からない…??

 

そんなことはありません!

 

株価は将来の予想を含めて値段が決まっています。

その予測を少しでも上回れば儲かり、払拭できた場合には大きく儲かります!

 『低成長だから、株価も下がる』というのは誤りです!

 

 

 次に、ニッセイ外国株式インデックスファンドです。

日本を除く先進国23か国の会社の株が対象です。

言い換えれば、海外版のTOPIXです!

 

AppleやGoogleの株も少しずつ持つことになりますが、

投資信託の運用会社が小口に分けて販売しているため、1万円程度から購入可能です!

 

 

いつお金がもらえるのか? 

年に一度、分配がもらえます! …とはいっても微々たるもの。

大きく儲けを手に入れられるのは売った時です!

 

では、いつ売るのか?

それはお金が必要になったときです! 

 

病気になったり、老後にお金が必要になったときに売る。

その時まではひたすら運用しましょう!

 

 

※毎月分配型の投資信託も存在します。 

運用手数料がとんでもなく高いのでやめましょう。

 

 

資産形成をする上で大切な考え方

 

『生活費は給料から捻出し、

 残りを資産形成に回して将来に備える。』

 

ということです。

 

利回りを生活費に充てるのではなく、いざという時の資産を作る意識です。

お金の心配をせず、健康的に暮らせるように資産形成を始めましょう!

 

 

もう一点、資産形成で気をつけるポイントは、

 

売る時に買い値を気にしない

 

ことです。

 

いざという時、人生のピンチや転機、チャンスの際に、

買い値を気にしていては、ベストなタイミングを逃してしまいます。

 

過去の判断が間違っていたとしても、一番大切なのはこれからの未来です!

 

 

ーーここから先の内容は次回の更新でお届けします!ーー

 

 

今週は、全くお金の備えをしていない状態から

国債とインデックスファンドを購入するところまでご案内しました!

 

次回は

  • お金の使い方
  • 得する制度
  • 年金について

をご紹介します!

 

次回の更新もよろしくお願いします!